カタログ作成

パンフレット・カタログ制作のポイント

 目的や用途を明確にする

 ターゲットを明確にする

 伝えたいことを明確にする

 競合他社や既存のカタログを研究する

 見やすさを大切に、機能美をもったデザイン・レイアウト

 配布方法によるデザイン・サイズ・タイプ

 サイズ・タイプを選ぶ

 カタログ作成の基本要素

 カタログ作成の流れ

 制作費例

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Purpose

STEP1

◾️目的や用途を明確にする

自社の製品やサービスをアピールし購買へと導くツール…
それがカタログの一般的な目的と言えるでしょう。

しかし、単に製品やサービスを紹介すれば良いというものではなく、「営業支援」「新商品紹介」「サービス紹介」「総合カタログ」「ブランディング」といった目的や、「BtoB」「BtoC」「商談ツール」「店頭での陳列」「イベント・展示会での配布」「DM」など、それぞれの用途によってその内容・構成は変わってきます。

カタログ作成というととかくデザインや見た目の美しさといった表面的な要素にとらわれがちですが、まずは作成するカタログで何を伝え、何を実現させたいのかといった目的や用途を明確にすることが、優れたカタログを作る上で最も重要なポイントです。

STEP2

◾️ターゲットを明確にする

カタログを作る上で、そのカタログを実際に読むターゲット層の絞り込みも大切な要素です。

BtoCでは「年齢」「性別」「職業」「趣味嗜好」など、BtoBにおいては「製造」「建設」「商社」「IT」「小売」「サービス」などの業態や、「経営者」「営業」「総務」「専門職」といった職種など、ターゲット層を細かくカテゴライズすることがキーとなります。

ターゲット層を明確にすることによって、カタログで使用する用語や文章、デザインのテイスト、イラストや写真といった内容や構成要素をよりターゲットに効果的に伝わるものにすることができます。

TARGET

Appeal

STEP3

◾️伝えたいことを明確にする

カタログの目的や用途、ターゲットを明確にした上で、伝えたい内容や情報を箇条書きにするなど、整理して見える化します。

ここで大切なのは「必ず伝えなければならない内容や情報」が何なのかをしっかりとフィックスすること。

欲張ってあまり多くを詰め込みすぎると、本当にアピールしたいことが希薄になってしまうおそれがあります。情報に優先順位をつけ、伝えたいことを明確にすることが、読みやすく内容や情報が印象に残る優れたカタログ作成に繋がります。

STEP4

◾️競合他社や既存のカタログを研究する

カタログ作成にあたって、自社の既存のカタログや、他社の競合する製品やサービスのカタログをチェックすることも重要なファクターです。

膨大な情報が行き交う今日、多くのシーンでその製品やサービスを指名購入する場合を除いて、カタログは比較検討の材料として使われています。

競合製品や競合サービスと比べて、自社の優位性や独自性を意識した表現や、デザイン、情報量、ユーザビリティなど、より競争力がある優れたカタログを作るためにも、競合他社や既存のカタログを研究・分析することは不可欠なステップです。

Research

Readability

STEP5

◾️見やすさを大切に、機能美をもったデザイン・レイアウト

思わず手にとって読んでみたくなるように美しいデザインに仕上げるのはもちろんですが、カタログの主役はあくまでも製品やサービスです。

その魅力を最大限に伝えるために重要になるのが、「見やすさ」を意識し、「機能美」をもったデザインやレイアウトです。

写真のクオリティや図版、文字サイズ、企業ブランディングに則したフォント、色使いなどのデザイン要素、文字数だけにとらわれない読みやすさを考慮した「伝わる」文体やコピー、そして情報の的確なカテゴライズをはじめユーザビリティを高めたページレイアウトなど、見やすさを大切にした機能美を備えたカタログは、製品やサービスのイメージ向上やブランディング、競合他社との差別化にも効果的です。

STEP6

◾️ 配布方法によるデザイン・サイズ・タイプ

ラックに陳列されるカタログならば、上半分を見ればタイトルや内容がわかるようなデザインにするなど、「ラック陳列」「平置き」「手渡し」「郵送」など、カタログはその主たる配布方法によって適したデザイン・レイアウトが異なります。

また、情報量や使用目的などによって、カタログのサイズや「中綴じ」「無線綴じ」「ポケットホルダー」といったカタログタイプの選択、さらには予算や発行時期、使用期間などに合わせた印刷部数の設定といったカタログ作成の全体像をイメージしておくことが大切です。

Research

STEP7

◾️ サイズ・タイプを選ぶ

中綴じ冊子タイプ・A4・タテ
印刷した紙を重ねて2つに折りたたみ、真ん中を針金でとめる一般的なスタイルで、ページ数は8P、12P、16P、20P…と必ず「4の倍数」になるカタログです。内容に合わせてページ数を設定する、見開きで写真をレイアウトする、デザイン性やインデックスページを設けるなど、利便性の高いレイアウトのカタログが作成できます。
巻き3つ折りタイプ・6ページ
展開するとA4が3面並ぶ6ページのカタログです。表紙を開くとA4サイズが2面並ぶ見開き展開となり、さらに2面の一方が折りこまれた形になっていて、その面を開くとA4が3面並んだ形が現れます。2つ折りタイプでは表現できないデザインのカタログが作成できます。
観音開きタイプ4つ折り・8ページ
展開するとA4が4面並ぶ8ページのカタログです。表紙を開くとA4サイズが2面並ぶ見開き展開となり、さらに2面の両側が折り込まれた形になっていて、それぞれの面を開くとA4が4面並んだ形が現れます。展開時に情報を一覧することができるワイドな紙面が特長で、時間軸に沿ったストーリー展開など、ダイナミックなデザインのカタログが作成できます。
ポケットホルダータイプ
A3より一回り大きいサイズを2つ折りにし、表紙を開いた中面の右側ページにポケットを配置したカタログです。仕上がりサイズはA4より若干大きめとなり、ポケットにはA4サイズの冊子やペラパンフレットを収納できます。ポケットには見積書や個別の提案書、資料などをまとめて収納できるほか、短期的に更新される見込みの情報などはペラパンフレットでそのつど作成し差し替えれば、経済的なメリットも得られるなど、利便性の高いカタログです。また中綴じ冊子タイプの最終ページにポケット加工をすることも可能です。
リーフレットタイプ
展開するとA4で、それを巻き3つ折りにしたスリムでコンパクトなリーフレットです。小さいながらも表紙、中面、裏面で6ページあり、そのハンディでスリムな形状は手渡しはもちろん、飲食店、小売店、病院などの卓上ラックから手軽にピックアップできるなど、幅広いシーンに対応可能です。
自由な形状タイプ
目的や用途に合わせて、サイズも形もオリジナルで作成するカタログです。変形サイズや型抜き加工などを用いたインパクトあるカタログで、展示会など多くのカタログを受け取る場面での差別化や、自社の製品やサービスをより印象づけることが可能になります。

STEP8

◾️カタログ作成の基本要素

企画・構成明確な目的や用途、ターゲットに合わせ、コンテンツを企画し構成していきます。伝えたい内容や情報がきちんと見やすく整理されていることはもちろん、ユーザーが目的の情報にスピーディにたどりつけるような高い検索性、製品やサービスのコンセプトや思想、マーケットの現状、競合と比べた際の優位性など、さまざまな情報から、企画コンセプト、デザインの基礎となるキービジュアルを設定し、ページ数、サイズ、タイプ、加工など、カタログ全体のデザインやコンテンツの仕様を固めていきます。
デザイン・
レイアウト
企画コンセプトやターゲットに最適化した優れたデザインは、ユーザーに製品やサービスの情報をスピーディに正確に伝えると同時に、ブランド価値を高める効果もあります。企業ブランディングやカラーコンセプトに則した配色やフォントの使用をはじめ、より製品やサービスを魅力的に見せるなど、カタログ作成においてをもったデザインは重要なポイントとなります。
またデザインと合わせて、情報のカテゴライズと情報の「見やすさ」も大切な要素です。「機能美」を備えたユーザビリティの高いレイアウト設計を行います。
コピーライティング・原稿作成情報を的確に伝えるだけではなく、ユーザーの心を強く動かす…優れたコピーにはデザインと同様に、カタログをより印象深いものにし、製品やサービスの価値を高める働きがあります。
プロのライターによるコンセプトに沿ったワードやコピー。そしてレイアウトに合わせた文章のボリューム調整や詳細な情報までトータルな原稿作成を行います。また、お客様の原稿をベースにブラッシュアップするリライト作業にも対応いたします。
画像
(写真・イラストなど)
製品やサービスの魅力を的確に伝え、訴求力を高めるために欠かせないのが、写真やイラストといった画像です。プロカメラマンによる、製品、人物、モデル、食品、イメージカットなど、スタジオ撮影からロケーション撮影まで、あらゆる写真撮影をコーディネートします。また撮影以外でもストックフォトの提案や、製品説明など用途に合わせたイラストの作成やロゴ作成にも対応いたします。
色校正色校正とはカタログが意図した通りの色で刷られているかをシミューレーションする工程です。カタログのデザインや内容が固まり、お客様からデザインや文字情報の校了をいただいた段階で行います。
実際に使用する用紙に実際に使用する印刷機を通して確認する「本紙・本機色校正」をはじめ、印刷機とカラーマッチングをしたプロッターという機械で印刷シミュレーションを行うDDCP色校正(簡易色校正)など様々な方式があります。
用紙の選定用紙の選定でカタログのイメージは大きく変わります。インクの乗りや発色、紙の質感、触感など、カタログの目的や用途にあった用紙を選ぶことが大切です。またCSR活動にもつながる環境適合紙のご提案も行っています。