「DTP(ディーティーピー)」とは、「Desktop Publishing(デスクトップ パブリッシング)」の略であり、パソコン上で印刷物のデータを制作することです。日本語では「机上出版」や「卓上出版」と呼ばれています。
DTPが登場する前のアナログ製版の頃はデザイナーがデザインを行い、デザインにしたがって写真や原稿を用いて「版下」と呼ばれる製版用の原稿を制作し、印刷会社が「版」におこして紙に印刷を行うなど、多くの工程を専門の人が分担して行なっていました。日本では1990年代前半からDTPが使われるようになり、パソコンの使用によりデザインの制作から版下の制作を1人でできるようになったことで一変しました。